DragonMasterはRTS、MOBA、コレクション性、P2Eを兼ね備えた初のブロックチェーンベースのメタバースゲームです。
2016年に発売された有名ゲーム『クラッシュ・ロワイヤル』にインスパイアされています。
縦5列のフィールドにドラゴン(NFT)たちを出撃させ、敵陣地を攻略。
パソコンで登録など一部必要ですが、ゲームプレイ自体はスマホ(iOS、Android)で行うことができます。
現在はバトル機能やP2E機能などに限られますが、今後はランド機能を実装したメタバース「DragonVerse」構想があり注目のプロジェクトです。
- DragonMasterの概要
- DragonMasterのゲームプレイ方法
- DragonMasterの稼ぎ方
ぜひ最後までご覧ください。
DragonMaster ゲームプレイ
ドラゴンマスターの基本はS、M、L、XLの4サイズのドラゴンを揃えてのバトルです。PvPモードで他のプレイヤーとマッチングします。
画面内には5レーンが表示されており、各レーンから出てくるドラゴンを押し返して、敵の領地の体力を削り切った方の勝利です。
実際にプレイ動画を見た方がわかりやすいかもしれません。
体力消費について
ゲームのたびにプレイヤーの体力を1消費、ドラゴンの体力を1消費します。
プレイヤーの体力はドラゴンの保有数により変化します。4体だと20あり、1時間に1回復。
ドラゴンの体力は戦うたびに1減少し、0になると戦闘不可になります。0になった場合はTOTEMを使用して体力の回復が必要です。
バトル報酬について
バトルの勝者は10$TOTEMと30トロフィーを獲得できます。逆に負けると1$TOTEMしかもらえません。
執筆時点のTOTEM価格は0.76円なので、1勝すると7.6円もらえます。
プレイヤー体力が20なので、全勝すれば76円ほどです。
トロフィーはシーズンバトルで使用され、全プレイヤーの中から期間内で獲得トロフィーの数が最も多かった4人のプレイヤーに高額な賞金が支払われます。
クエスト
PVPとは別に、デイリークエストを行うことでTOTEMを稼ぐことができます。
ただし報酬額はPVPよりも低く設定。
背景にはゲームをプレイしてほしいという運営の考えがあるそうです。現在は12勝することが条件ですが、現状なかなか厳しいです。
DragonMaster ドラゴンNFT
ドラゴンNFTには16種類のドラゴンがおり、それぞれにユニークスキルと、ランダムに振り分けられた基本ステータスを持ちます。
- サイズ:S、M、L、XL
- 基本ステータス:攻撃、重量、スピード、耐久性
- レアリティ:SSS>SSS>S>A>B>C
ユニークスキルについては、下記の表をご覧ください。
https://whitepaper.dragonmaster.co/game-overview
ドラゴンNFTのブリーディング(繁殖)について
ドラゴンは2体を交配させて新しいドラゴンをブリーディングすることができます。
ブリーディングするとドラゴンエッグが手に入り、卵がかえるまで5日間必要です。
またドラゴンの交配回数には制限があり、最大で5回までとなっています。
ブリーディングにかかるコスト
- DMT:1回の繁殖につき300DMT(固定)
- TOTEM:何回目の繁殖化によってコストが変化
TOTEM価格の変動については下記の表をご覧ください。
ブリーディング:遺伝について
またドラゴンには種類があるといいました。異なる種類、重量のドラゴンを交配させた場合と同じ種類、同じ重さのドラゴンを交配させた場合では遺伝率が変化します。
- 異なる種やサイズのドラゴンを交配した場合、交配されたドラゴンは、4.51%の確率で両親のどちらかの種とサイズを受け継ぎます。
- 同じ種類とサイズのドラゴンを交配すると、交配されたドラゴンは9.02%の確率で両親の種類とサイズを受け継ぐことになります。
NFTマーケットプレイス
DragonMasterのNFTを購入する場合は以下の2パターンが存在します。
- DragonMasterの独自マーケットプレイスで直接購入
- OpenSeaで卵の入ったBoxを購入
独自のNFTマーケットプレイスではドラゴン1体1体のステータスやレアリティを確認しながら購入できるのに対して、OpenSeaではボックスなので何が出るかは運次第です。
またBOXには2種類あり、ゲームプレイに最低限必要な4体のNFT(S、M、L、XL)のセットか、スペシャルなNFTが1体でるBOXが存在します。
4体入ったスターターキットがあるのは、他のゲームに比べても初心者に優しい設計になっているのではないでしょうか。
またNFTのレンタル機能も実装されています。
https://dragonmaster.medium.com/dragonmaster-personal-rental-market-officially-launched-now-e5f83dfaee2d
DragonMaster トケノミクス(3種類のトークン:$DMT,$mDMT,$TOTEM)
DragonMasterで押さえておくべきトークンは3種類あります。
- $DMT
- $mDMT
- $TOTEM
それぞれ見て行きましょう。
$DMT
$DMTはDragonMasterのガバナンストークンです。
総発行量は10億枚。ゲーム内では主にドラゴンを繁殖させる際に必要になります。
DMTはゲーム内でファーミングしたmDMTをDMTに交換することで獲得できます(後述)。
$mDMT
$mDMTはファーミングによって獲得可能です。DeFiにおけるファーミングとは違い、$TOTEMホルダーに自動的に報酬が配分されます。
2時間に1回配分され、もらえる枚数はTOTEMの保有数に比例。
つまりゲームで勝利し、TOTEMを手に入れるほどmDMTがもらえる仕組みです。
48時間以上$mDMTが回収されなかった場合には、mDMTをもらう権利を一時的に失ってしまいますので定期的に回収しましょう。
mDMTとDMTの交換比率は1000:1で、出金する際にスマホアプリから自動的に交換されます。
$TOTEM
$TOTEMは総発行量が無制限のトークンです。ドラゴンNFTの体力回復や、ブリードの際に使用されます。
$TOTEMは保有数が多いほど、ファーミングの配分が多くなるほか、ドラゴンの体力を回復させる際にも保有枚数ボーナスあり(上記画像参照)。
例えば51,000TOTEMを保有している場合、10%の割引となります。
$DMT/$TOTEMの購入方法
どちらもQuickSwapでWETHで購入することができます。
手順としては下記の通りです。
- 国内取引所からBTCなどを海外取引所(Binanceなど)に送る
- 海外取引所でMaticを購入してMetaMaskに送る
- QuickSwapでMaticをETHに
- ETHでDMT/TOTEM購入
QuickSwapでは下記のアドレスでトークンを買えます
DMT:0x04f177fcacf6fb4d2f95d41d7d3fee8e565ca1d0
TOTEM:0x1adcef5c780d8895ac77e6ee9239b4b3ecb76da2
チーム/パートナー/過去の資金調達
DragonMasterを開発するMagic Hatは2021年に設立されたゲームスタジオです。
個人投資家から250万ドルの資金調達をしており、開発費、運営費として活用されているとのこと。
パートナーは下記の通りで、複数の国内外ギルドが参加しています。
DragonMaster 始め方を画像付きで解説
- MetaMask
- 国内取引所口座
- Maticを扱う海外取引所口座
Step1:MetaMaskを準備
MetaMaskをダウンロードしてPolygonに対応させます。詳細は下記の記事をご覧ください。
Step2:Maticをウォレットに送り、QuickSwapでETHに交換
- MaticをMetaMaskに送る
- QuickSwapでMaticを一部ETHに交換
Step3:ドラゴンNFTを4体入手
ETHが用意できたら、ドラゴンを4体購入しましょう。
ゲームを始めるにはS、M、L、XLのそれぞれのサイズのドラゴンが最低1体づつ必要です。
DragonMasterのマーケットプレイスか、OpenSeaで4体揃えましょう。
マーケットプレイスで揃える場合は、フロア価格を見てみると4体で0.06ETH(72ドル)くらいかかりそうです。
つまり日本円で1万円くらい初期投資が必要ということですね。
今回は運営の方からNFTをご提供いただいたので、そちらで進めて行きたいと思います。
Step4:サイトにMetaMaskを接続し、メールアドレス登録
Step5:パスワードを設定して、モバイルアプリでログイン
ウォレットをクリックするとアカウントページへ飛ぶので、「ChangePassword」を選択してパスワード設定します。
このアドレスとパスワードで今度はスマホでログインします。
ダウンロードしたら、先程登録したメールアドレスとパスワードでログインしましょう。
Step6:チュートリアルを実行
ログインすると日本語のチュートリアルが出るので簡単に始めることができます。
1度バトルの説明もしてくれるので、どんどんプレイして行きましょう!
DragonMasterは稼げるの?収益モデルと稼ぎ方を解説
ホワイトペーパーによると収益モデルは下記画像のようになっています。
現時点で稼ぐ方法は主に5種類
バトル | 兎にも角にもバトルをすることが推奨されています。 バトルで勝つと10TOTE、負けると1TOTEMもらうことができます。 |
タスク | 前述しましたが、タスクをこなすことでもTOTEMがもらえます。 12回勝つと30TOTEMもらえます。 |
ファーミング | ファーミングでTOTEMの保有量に応じてmDMTがもらえます。 1000:1でDMTと引き換えが可能。 |
ブリード(繁殖) | ドラゴンをブリードして、売却することで稼ぐことができます。 |
イベント | 現在8月5日までシーズン4が開催されており、上位4名に高額報酬が分配されます。 |
実際にやってみて稼げるの?
TOTEMはゲームで勝つと10TOTEMもらえて、1勝すると現在のトークン価格で7.3円。体力は20あるので半分勝つと7.3×10=73円の収益です。
筆者が1時間くらいプレイして20戦を終えた段階で、勝率は5割ほどでした。
翌朝ファーミングを確認したところ、34.385mDMT溜まっており、こちらは0.034DMT相当でした。つまり0.476円ほどです。
1日プレイしただけではなかなか稼ぐことはできませんが、TOTEMが増えればファーミングの配当も増えますし、ゲームで勝つほどもらえるTOTEM自体も増えます。
DragonMaster ロードマップ
DragonMasterは今後もランド実装の他に、ブリーディングの突然変異や、バトルモードの展開などさまざまなアップデートを検討しているようです。
Q3 / 2022
- オフライン地域大会
- オンライントーナメント(ストリーミング)
Q4 / 2022
- DMTステーキング
- ランドオークション
2023
- ランドを使用したゲーム:プレイヤーは0からスタートして自分の領地を繁栄させる
- DAOのガバナンス
- デベロッパー・プラットフォーム
DragonMaster まとめ
DragonMasterは有名ゲーム『クラッシュ・ロワイヤル』にインスパイアされたGameFiです。
現状はP2Eのゲーム要素のみですが、今後はDragonVerseというメタバースの展開を検討中。近いうちにランドの実装も予定されています。
今後に注目のプロジェクトです。
DragonMaster リンク
Website:https://www.dragonmaster.co/#/
Twitter:https://twitter.com/dragonmaster_co
Discord:https://t.co/ceJL3sAACG