「Weekly Newsletter」では先週の主なGameFi関連ニュースを5つピックアップします。主なトピックは下記の通りです。
Thirdverse約20億円の資金調達
ブロックチェーンゲーム・VRゲーム開発を行うThirdverse、約20億円の資金調達を実施。
株式会社ThirdverseがMZ Web3ファンドなどからおよそ20億円の資金調達を行なったと発表しました。
- 8DAO
- B Dash Ventures
- double jump.tokyo株式会社
- Fenbushi Capital
- FLICKSHOT
- Holdem Capital
- KUSABI
- MZ Web3 fund
- OKCoinJapan
- OKX Ventures
- Yield Guild Games
VRゲームやブロックチェーンゲームを提供するThirdverse社は10月に『キャプテン翼 -RIVALS-』を発表したことで話題になりました。
またVRゲーム領域ではクオリティの高いアクションゲーム『ALTAIR BREAKER』『X8』をPlayStation VR2に対応させるとアナウンスしています。
今後2023年にかけて10本以上のブロックチェーンゲームを提供することを予定しているようです。
スマートニュース子会社がNFTゲーム×地域創生事業立ち上げ
スマートニュースがNFT事業参入へ──地方自治体などと組んで「ご当地ゲーム」立ち上げを支援 | DIAMOND SIGNAL
大手ニュースアプリ、スマートニュースの子会社であるスマニューラボ株式会社は「Tales & Tokens」を発表しました。
「Tales & Tokens」は地域創生とNFTゲームを組み合わせたサービスで、地域の文化や物語を活かしたNFTゲームコンテンツにすることができます。
すでに10月から岩手県遠野市の『遠野物語』をベースにしたNFTゲーム『Game of the Lotus 遠野幻蓮譚』を提供。
現状では、遠野市へのふるさと納税、もしくはOpenSeaでの取引によってゲームをプレイするのに必要なキャラクタートークンを入手できる仕組み。
遠野市にある提携店舗に足を運ぶことで、追加のアイテムを入手できるようです。
第二弾として新潟県燕三条市をベースにしたゲームも提供予定とのこと。今後どのような事例が増えていくのか注目です。
BigTimeがゲームエコノミーを公開
2023年からオープンベータを予定している注目ゲームのBigTimeがゲームエコノミーを公開しました。よりフェアなゲーム体験を提供するために、「Cosmetic Based Economy」を発表。
League of LegendsやValorantなどのゲームを比較対象に挙げており、これらのゲームはゲーム提供側がスキンをプレイヤーに販売。
一方でΒig Timeはゲーム提供側ではなくて、ユーザーがスキン(コスメティックNFT)を提供します。またユーザーは声を販売することで収益を獲得可能。
このコスメティックNFTを作るには、SPACE(BigTimeにおけるランド)や、UtilityNFT(Forges、Armory、Time Wardenの3種類)も必要で、他にも発行上限のある$TIMEも重要な要素になっています。
全体的なゲームエコノミーは下記のような流れになります。
詳細は下記のWPをご覧ください。
Economy Overview
Magic EdenがPolygonに対応
Continuing our multi-chain vision with Polygon
Magin EdenがPolygonへの対応を明らかにしました。Solana、Ethereumに続き3番目のチェーンになります。
MagicEdenは今年の8月にEthereumへの対応を発表。Launchpadで20以上のプロジェクトで、5000ETH以上の販売に成功した実績があります。
今回のPolygon対応によってWeb3ゲームへの取り組みを強化していくとも発表。
Launchpadの提供や、Magic Eden Venturesからの出資、インフラなどのサポートをゲーム開発者に提供していくとのことです。
すでに8つのゲーム関連プロジェクトがローンチパッドパートナーとして名前が上がっています。
- BORA
- Intella X
- nWay
- Shatterpoint
- Boomland
- Planet Mojo
- Taunt Battleworld
Ronin NetworkがSaigonテストネットを発表
AxieInfinityのRonin Networkは開発者向けのテストネットSaigonを発表しました。
これによる開発者はSaigonにERC20とERC721トークンをデプロイ可能に。
Axieチームとギルド管理や、NFTの担保化、eスポーツツールなどの開発が実験的に行われることを期待しているとのことです。
また記事内ではRoninの透明性向上のため、ソースコードの公開が進められたり、コンセンサスメカニズムのアップデートを予定していることなども明記されていました。
Roninは11月1日にモバイルウォレットのアップデートを発表。モバイルアプリからステーキングや、トークンのSwapが行えるなど利便性が向上しました。