NFT Worldsとはイーサリアムブロックチェーン上にある、クロスプラットフォームのブロックチェーンゲームです。
ただし、最大の特徴は「Minecraftでプレイするだけで稼げる」というところでしょう。
なんと開発者は10年以上Minecraftの開発に携わった経験から、ブロックチェーンと連携させることをおもいついたのだそう思いついたのだそうです。
しかし「本当にマイクラでプレイするだけで稼げるの?」「怪しい……スキャムではないの?」という疑問の声もまだまだ多い様子。
今回はそんなNFT Worldsを実際にプレイしている私が始め方から魅力までをスクリーンショット付きで紹介していきます。
ぜひ最後まで読んでみてください!
NFT Worldsの特徴
最初にNFT Worldsの特徴について見ていきましょう。
今のところ、通常のMinecraftと大きく異なる特徴は主に3つです。
Minecraftで遊ぶだけで時給5$WRLD
最初に触れた通り、Minecraftを普通にプレイするだけで$WRLDという暗号資産が稼げるという点こそ最大の特徴でしょう。
もちろんNFT Worldsには様々なメタバースが構築されていますが、通常のMinecraftに近いワールドでも稼ぐことができます。
その額は1時間5$WRLD。
現在は1$WRLDおよそ9円のため、時給は50円ほどですね。
公式サイトによると、創設者は「ブロックチェーンゲームをイチから作る必要はない」と考えてMinecraftを利用したとのこと。
Minecraftはゲームの改造が公式に認められていることに加え、創設者に10年以上Mincraftに携わった経験があったことなどの要因が重なり、開発に踏み切ったようです。
土地/LAND NFTで好きに創造
Mincraft内の1画(16,000,000ブロック x 16,000,000ブロック)をNFTとして売り出しているという点、そしてその土地に好きな建造物を建てられるという点が2つ目のポイントです。
NFT Worldsには優秀な「ビルダー」が存在しており、土地のオーナーは彼らを雇うことで好きな建造物を自分の土地に建てることができます。
どうやらビルダーはDiscordの「NFT Worlds Builder Marketplace」から探せるようです。
公式サイトによると、全てのプレイヤーが最初にスポーンする地点「The First Kingdom」も、ビルダーのEntity Buildsによって100時間以上かけて建てられた模様。
2022年5月現在、The First Kingdomの土地は10,000ETH(約26億円)で、土地の中で最高額となっています。
実は、NFT Worldsが知られるきっかけにもなった土地のNFTはリリース当初10,000個全てを無料でミントすることができました。
それが2022年5月時点のフロア価格は4.447ETH(約120万円)!
土地の保有者には$WRLDが配られるとのことで、かなり多くの投資家が手に入れようと必死だったようです。
土地の価格は「土地の大きさ」や「海の大きさ」「資源の豊富さ」「有するバイオーム」などによって変化するとのこと。
建物を建てることは資源/バイオームを削るということでもあるので、慎重に判断した方がいいかもしれません。
アバターNFTで個性を演出
Minecraftでは、かの有名な「スーパーマリオ」や「ストリートファイター」など様々なスキンが存在しますよね。
スキンとはプレイヤーの見た目を変えることのできる機能なのですが、これが2022年5月にNFT Worlds公式からもリリースされました。
ミント価格は0.1ETH(約27000円)でしたが、現在レアなアバターは120ETH(約3200万円)にまで高騰しています。
加えて、かわいらしい見た目をしたKemonoverseもNFT Worlds内で使用できるようになるとのことです。
NFT Wolrds内では他のプレイヤーに遭遇することもしばしばあるため、このような変化が付けられるのはメタバースで自分を表現する手段として有効ですよね。
NFT Worldsの始め方
NFT Worldsの始め方について紹介していきます。
プレイするために必要なものはこちら。
- ウォレット
- Microfostアカウント
- Minecraftのアプリ
アバターや土地のNFTの購入を考えているなら以下の2つも必要です。
- OpenSeaのアカウント
- 国内取引所の口座
公式サイトとMicrosoftアカウント&ウォレットを接続
まずは公式サイトを訪れ、右上の「Player Login」をクリック。
「Sign in with Microsoft」をクリックし、Micrisoftアカウントでログインします。
ログインできたら、ウォレットを接続しましょう。
MicrosoftアカウントでMinecraftにログイン
次に、MicrosoftアカウントでMinecraftにログインします。
NFT Worldsはマルチプラットフォームをうたっており、どの端末からMinecraftを購入/インストールしても問題ないとしていますが、個人的にはPC/スマホがおすすめです。
なぜなら私は以前ニンテンドースイッチでのプレイを試みたものの、結局サーバーを追加できず諦めたことがあるため!
PC/スマホ版なら公式から完璧な接続マニュアルが出ていますし(スイッチは接続マニュアルがありません)、ウォレットとの接続などを考慮してもPC/スマホ版が便利という結論に至りました。
スマホならアプリも安いので初期投資を抑えられますよ。
Minecraftの料金は以下の通りです。
Nintendo Switch | 3960円 |
PC | 3150円 |
PlayStation 4/Xbox One | 2640円 |
iOS/Android | 840円 |
スマホ版では、左下にある「Microfostアカウント」というボタンをクリックしてログインします。
Minecraftにサーバーを追加
アプリを起動したら、入りたいワールドのサーバーを追加しましょう。
今回は時給5$WRLDを稼ぐことができる「NFT Worlds SMP」のサーバーを追加していきます。
私の場合はスマホで行いましたが、パソコンもXboxも操作は大体同じです。
公式サイトにある「Play Now」から好きなサーバーを見つけ「Play Now」をクリックするとサーバーのアドレスが表示されます。
右にある「Copy Adress」をクリックすると自動的にアドレスがコピーされます。
そしてMinecraftに戻り、サーバーアドレスのところに先程コピーしたアドレスをペーストしましょう。
サーバー名は任意、ポート番号はこのままで大丈夫です。
認証して3つのサーバーからゲーム開始
サーバーでプレイ開始ボタンをクリックすると、このような画面が表示されます。
画面の上位真ん中にあるコメントの箇所から表示されているアルファベットを入力しましょう。
次にこの状態からどこでもいいのでタップすると、赤、青、緑のサーバーの選択画面が出てきます。
入りたいサーバーを手持ちに入れれば完了です!
手持ちに入れるには、右のサーバー(旗)をタップして左の空いているところをもう一度タップしましょう。
ちなみにですが、なぜかユーザーにはグリーンサーバーが大人気で、いつも混雑しています。
多い時は数十分待ちということもあるため、注意が必要です。
NFT Worldsの遊び方
NFT WorldsのMinecraftは、通常のMinecraftと異なる部分が存在します。
特に序盤は説明もなく困惑することが多いので、それらを紹介していきます。
序盤の立ち回り
ゲームに入ると、全てのプレイヤーは最初にこのキャッスルにてスポーンすると決まっているようです。
数ブロック歩くと大きな階段があるので、降りていきましょう。
引いてある赤い線から先がPvP(プレイヤー対プレイヤー)エリアです。
一歩でもこの先に出るとプレイヤーから攻撃されてしまいます。
ここで殺された初心者は数知れず……。
殺した相手は殺されたアイテムを手に入れることができるため、絶好のカモなのです。
そのため、裏からこっそり抜けることをおすすめします。
もうひとつの赤い線から出たらPvPエリア終了です。
しかし、ここからもまた初心者にとって大きな障壁が……。
実は、キャッスル周辺は必ずといっていいほど誰かに/claimされているのです。
/claimとは自分の土地を誰かに荒らされないようにするためのシステムのことで、プレイヤーは数千ブロック抜けないと普通にプレイできる土地にたどり着くことができません……。
加えて初心者にとって重要な資源である木なども全て誰かに取られているため、延々と何もできない状態が続きます。
ちなみに私は8000ブロック先に資源豊富な拠点を作ることができました。
何千ブロックも歩くことになるので、最初のうちは食料の調達を優先しましょう。
土地を/cliamしてアイテムを守る
何千ブロックも歩いた後、周辺に誰もいない場所を見つけることができたら、その土地を自分のものとして/claimしましょう。
/claimするためのアイテムは元々手持ちに入っているはずですが、無ければ/kit claimを入力することでアイテムをゲットできます。
/claimに関するアイテムは2つです。
- 金のシャベル(/claimする)
- 木の棒(誰が/claimしているのかを確認する)
土地を/claimするには金のシャベルを手に持ち、ブロックを軽くたたきましょう。
ここで注意したいのが、/claimするには両端のブロックをたたく必要があるということです。
例えば正方形に土地を/claimしたいとしたら「右上と左下をシャベルでたたく」もしくは「左上と右下をシャベルでたたく」必要があります。
コメントで「Your Land Has Claimed!」と表示されたら/claim完了です。
金のシャベルで囲んだエリアにあるものは他の誰にも荒らされず、取られず、動物だって殺されることはありません。
エリア外では誰にPvPを仕掛けられてアイテムを奪われるのか分かりませんので、大切なアイテムは必ずこのエリア内に置いておきましょう。
以下のコマンドで/claimした場所を変えるなどの操作も可能です。
- /abandonclaim(claimを破棄)
- /abandonallclaims(全てのcliamを破棄)
- /trust ユーザー名(claimした土地を共有するユーザーを指名)
- /untrust ユーザー名(claimした土地を共有するユーザーを除外)
- /bfc ユーザー名(claimした土地から特定のユーザーをBan)
- /claimlist(残りどのくらいcliamできるのかを知る)
ゲーム内通貨でMinecraftのアイテムを売買
SMPサーバーでは、ゲーム内の/shopでアイテムを売買できるようになりました。
ショップへはコメントで「/shop」と打ち込むことでアクセスできます。
ラインナップはこちら。
売ることができるもの | 得られるゲーム内通貨 |
ネザーウォート | $5.0 |
ジャガイモ | $4.0 |
ベイクドポテト | $6.0 |
にんじん | $5.0 |
火薬 | $20.0 |
ブレイズロッド | $15.0 |
鉄インゴット | $4.0 |
ダイヤモンド | $40.0 |
金インゴット | $5.0 |
ネザライトインゴット | $50.0 |
買うことができるもの | ゲーム内通貨の値段 | $WRLDの値段 |
スポナー(アイアンゴーレム) | $400000.0 | $200.0 |
スポナー(クリーパー) | $250000.0 | $150.0 |
スポナー(ブレイズ) | $100000.0 | $100.0 |
水バケツ | $200.0 | $0.0 |
溶岩バケツ | $300.0 | $0.0 |
ホッパー | $250.0 | $0.0 |
ウィザースケルトンの頭蓋骨 | $100000.0 | $100.0 |
スポーンエッグ(クリーパー) | $75000.0 | $75.0 |
見ての通り、スポナーの値段が異常に高いですよね。
恐らくゲーム内通貨で購入するには何時間もかかると思われます。
かなり根気よく稼ぎ続けるか、自身で探した方が早いかもしれません。
NFT Worldsの稼ぎ方
NFT Worldsでは今のところただひたすらにプレイするか、NFTを売買するしか稼ぐ方法はありません。
OpenSeaに出ているNFTは先述した通り、土地とアバターの2種類が存在します。
気になる方は、ぜひOpenSeaにてご確認ください。
これまでに紹介してきた通常のSMPサーバー以外のワールドでも$WRLDを稼ぐことができます。
存在するワールドの数はなんと10,000以上!
多すぎて紹介しきれないため、気になる方は公式サイトよりご確認ください。
NFT Worldsのトークノミクス
$WRLDのトークノミクスはこちら!
- 最大供給量:5,00,00,00 $WRLD
- P2Eのリワード:50%
- ステーキング:35%
- 土地オーナー:10%
- チーム:5%
1つずつ見ていきましょう。
P2Eリワード
リワードはプレイヤーがクエストやチャレンジ、コンペティションなどから$WRLDを得られるようにする仕組みです。
将来的に土地のオーナーが自分の土地で独自のP2Eを実装できるようになった際にも必要となります。
土地オーナー
土地のオーナーは2回に分けられたクレイム期間において、合計500,000,000(10%)の$WRLDを請求することが可能です。
期間ごとに250,000,000の$WRLDがエアドロップされます。
ステーキング
1,750,000,000 (35%)の$WRLDはロックされ、土地のオーナーに5年かけて分配されます。
ステークしている間は他のユーザーに$WRLDで月額料金を設定し、レンタルすることも可能です。
NFT Worldsのチーム
250,000,000ドル(5%)の$WRLDは、NFT Worldsのチームが保管します。
この$WRLDは、ゲーム内のプロモーション、ビルダーのインセンティブ、ゲーム内のイベント開催などに使用される予定です。
NFT Worldsの今後の展望
ロードマップによると、今後は「新規プレイヤーの参入障壁を取り除くこと」「クリエイターのインセンティブを高めること」そして「$WRLDを安定させること」を目標にしているようです。
参入障壁についてはどちらかと言うとプレイヤーというよりメタバースを作る方のことを指している様子。
コンテンツの立ち上げにかかる時間や複雑さを軽減するためのツールの開発、そしてインフラを整備することを目標としています。
加えて、プレイヤーによるクリエイターの支持を増やすことでコンテンツを安定的に生成し続けられる環境を作ることがゲームの繁栄にもつながると考えているようです。
そしてもちろん、$WRLDを安定させることも彼らは忘れていません。
開発チームはプレイヤーの関心が変化するのに伴って経済も破綻していくことを理解しており、「飽き」を根本的に解決することを望んでいるとのこと。
複数のワールドを1つのアバターで行き来できるよう、開発を進めていきたいとしています。
これらは全てゲームの開発と並行して進められており、現在も進行中とのことです。
NFT Worldsのリンク
公式サイト:https://www.nftworlds.com/
ホワイトペーパー:https://docs.nftworlds.com/
Twitter:https://twitter.com/nftworldsNFT?s=20&t=3Me7S94yPI8kRICaDeAeSw
Discord:https://discord.com/invite/nft-worlds
OpenSea:https://opensea.io/collection/nft-worlds