人気ブロックチェーンゲームの「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」は7日、ルールなどを大きく変更した「Origin」のα版をリリースしました。
α版とは、正式リリースの前にプレイヤーからフィードバックをもらうための、いわば「テスト用」バージョンのこと。
プレイヤーからのフィードバックを反映し、正式に「シーズン0」がリリースされれば現在のバージョンはシャットダウンされ、α版でゲットしたアイテムや暗号資産もリセットされます。
当初、Originは3月31日にリリースされる予定でしたが、ハッキングを受けた影響で1週間の延期を余儀なくされたとのことです。
これまでのAxieとの違い
Originでは、これまでのAxie Infinityとはうって変わり、全く新しいアクシーやルールの中でプレイすることとなります。
現在のα版で確認されている変更点は以下の通りです。
これまでのAxie Infinity | Axie Infinity: Origin |
最初に3体のアクシーを購入 | 最初に無料で3体の「Starter Axies」がもらえるように |
1枚のカードに「攻撃」と「防御」 | 1枚のカードにつき 「攻撃」か「防御」のどちらかのみ |
カードとエナジーは次のターンに持ち越し | カードとエナジーはターンごとにリセット |
アクシーのステータスは「スピード」「スキル」「モラル」などが存在 | アクシーのステータスはHPのみ 全タイプHP320で統一 |
「アクア」「プラント」「ビースト」など全部で9種類のクラスが存在 | クラスを撤廃 |
口・角・背びれ・尻尾の4つのパーツにカードが付与 | 4つに加えて目と耳のパーツにもカードが付与 |
パワーアップ要素はなし | ルーンとチャームでアクシーをパワーアップ |
クリティカルヒットで強い攻撃ができる | クリティカルヒット撤廃の代わりに「怒りゲージ」の追加 |
この他にも、パーツと無関係のカードが追加されたり、カードの種類が変更されたりなど、かなり従来のものとは異なったゲームとなりそうです。
Axie Infinityの公式TwitterはOriginをリリースしてからわずか12時間で227,128人がテスターとして参加、マーケットプレイスでの取引量は430%増加したことを明らかにしました。
現在はシーズン0(正式リリース)に向け、いかなる意見もAxie Infinity: Origin – Feedbackにて募集中とのこと。
ロードマップによると、ミッションをクリアすることで報酬を得られるようにするシステムや、チャームとルーンのクラフトレシピの改善などを検討中のようです。
プロジェクトの概要
Axie Infinityとは、イーサリアムブロックチェーンを基盤としたGameFiです。
ポケモンからインスピレーションを受けたゲームで「Axie(アクシー)」というNFTのモンスターを戦わせることで暗号資産のSLPを稼ぐことができます。
2018年にベトナムの開発企業SkyMavis社からリリースされました。昨年末にはデイリーアクティブユーザー数が240万人を突破し、フィリピンやベトナムなどの東南アジアでは本業として稼いでいる方も相当数いるということで知られています。
リンク
公式サイト:https://axieinfinity.com/
Twitter:https://twitter.com/AxieInfinity?s=20&t=o9oNxTHwTP6K6Y4LPaxpjg
参照元:https://axie.substack.com/p/axieorigin?s=r