先日フィリピンで開催されたMMG Axie Master’s Leagueで日本人4名のチームが見事に優勝!海外開催のeスポーツ大会で日本人が優勝し、賞金70,000ドルを勝ち取るという快挙を達成しました。
ScholarsLabは今回大会でまさに白熱したプレイを見せたYUUさん、de-hiさん、minoさんにインタビューを実施!
第3弾はインタビュー内でAxieへの熱い想いと感謝を語ったプロプレイヤーのminoさんにお話を伺いました。
- Axie Infinity Pro player from Japan🇯🇵
- V2 final season #6🏆
- V2 WCS East #3🏆
- V2 WCS Finals #9🏆
- Origins α Season #24🏆
- Axie Open Manila #32🏆
- MMG Axie Masters League #1🏆
- Belong to @METAT8esports
- Twitter:@mino_axie
優勝コメント!この大会だからこそ優勝した意味がある
優勝おめでとうございます。大会優勝コメントをいただけますか?
今回のMMG Axie Master’s Leagueはリーグ・オブ・レジェンドやヴァロラントのような、すでにある大きな大会のクオリティに追いつこうとした大会です。
なので、この大会だからこそ優勝して成果をもちかえれば、日本のコミュニティをよくすることにつながると思っていました。絶対に勝ちたかったので、優勝した時は本当に嬉しかったです。
大会前の準備について:メンバーのサポートがあったからこそ大会優勝につながった
大会に向けてどのような準備をされてきたのでしょうか?
まずギルド無所属のkenkenさんの活躍がありました。
Axieのシーズン中、僕たちはなかなか大会の準備に手が回りませんでした。そんな時にKenkenさんは1人でエピック以下のシーズン中の勝率を研究していてくれたんです。
その構成を僕とde-hiさんとKenkenさんが使っていて、大会でも高い勝率を出せました。 自分以外がプロという状況の中で、自分のできる役割を見つけてくれて、いい構成を見つけてくれた。実際にその構成を3人とも使い、しっかり成果が出せました。感謝しています。
大会の中で、BESTOCOさんと戦った方でしょうか?
そうですね。彼は自分の意思で出場して見事に勝ちました。
普段だったら落ち着いてできることも、つい本番ではミスしてしまうものです。本番でしっかりプレイできるのは、精神力の成せる技だと思います。
大会の準備として僕は、Kenkenさんとde-hiさんが持ってきてくれた構成をうけて、ブラッシュアップに参加した形です。
「どのパーツが必要なのか」、「前衛にはこのパーツが正解じゃないのか」というのを全員でアイデアを出し合いました。
みんなが一丸となって戦ったこその優勝ということですね!
本当にその通りです。みんな意見がぶつかったりもしますが、意地を張る人がいません。
相手の意見を一度受け入れられる気持ちのいい関係で、効率よくチームが上に向かっていけたと思います。
大会編:対戦相手や先攻後攻のパターンを網羅して対策を練る
スペインの大会も経て、フィリピンの大会に出場されたわけですが、雰囲気の違いなどありましたか?
スペインは観光客が多いので比較的安心感がありますね。通りをみんなで出歩くみたいなこともしました。
一方でフィリピンはスペイン大会の時と比べて治安が少し怖かったです。現地に住んでいる日本人のAxieプレイヤーの方に色々サポートしてもらっていたのですが、街中には危ない通りもあると聞いていたので、常に緊張感を持っていました。
大会の雰囲気に関してですが、スペインは現地で起こることに重点を置いた大会だったと思います。フィリピンではムービー撮影や写真撮影が行われていて、配信がメインでした。
撮影もプロの方にしていただいて、「もしかして自分たちってプロかも」って思わせてくれるような大会でした笑。
大会ではどのような戦略を立てていたのですか?
大会ではジャンケンで勝てたら、このチームを出すというルールを決めていました。
Originsのフォーマットを生かすために、3人:3人のチーム戦なので複雑さが生まれています。チーム戦が盛り上がりますし、プレイヤーとして考えることも多くて楽しいです。
海外勢は極端にチーム読みをしてくる豪胆さがありました。お互い読みを外して変なチーム同士での戦いがあったりして笑。
残り4HPから逆転負け:悔しさ残るが思い出深い試合に
最も印象に残っているゲームとその感想を教えてください。
やはり印象に残っているのはSPAMANDRICEに負けた試合です。今大会で一番大きなミスプレイをしました。
負けたこと自体は悔しくないんですけれど、この場所でこれをやってしまった自分が悔しいです。
実はSPAMANDRICEは配信者で、僕がAxieを始めた頃からのファンだったんです。当初は彼のパーティを真似していて、プロになるきっかけをくれた人でした。
憧れの人とついに対戦したので、緊張もあったのでしょうか?
「絶対倒したい!」という気持ちが強くて、あまりにも初歩的なミスをして負けてしまいました。今考えると、相手に対する思い入れが強かったのがミスにつながったと思います。
大会後編:ユーザーの声を受けてAxieはeスポーツとして発展していく
今後のAxieのeスポーツ化への展望をお聞かせください。
AxieOriginsになってからゲーム性が構築の方に寄っていて、プレイ面が単純になったという評判がありましたが、その評判から今シーズン一気にゲーム性が変化していく兆しが見えています。Axieはプレイヤーの意見を聞いて改善していく姿勢が感じられて信頼できると思います。
またeスポーツ化の面ではファンの存在が必要です。そしてファンの方が楽しめる大会として今回のMMGトーナメントは作られていて、Axieは正しい方向に進んでいると思っています。
今後はAxie含めて、eスポーツ自体は広がっていくと思いますか?
僕はリーグ・オブ・レジェンドやヴァロラントにはまり、試合を見るのが好きでした。また子供の頃はサッカーの試合を見るのも大好きだったんです。
これまでの経験からすると、eスポーツもサッカーなどのスポーツも全く同じ熱量です。
盛り上がりや情熱、どうやってお金が動くかも同じなので、スポーツの発展と同じように、eスポーツも発展すると思います。
これから始める人にコメントをいただけますでしょうか?
Axie Infinityはゲームを通してどこまでも可能性が広がると思っていて、今はまだ発展途上の段階だと思うんです。
だからこそポジションに空きがあって、今からなら配信者、ブロガー、YouTuberなど、どんなポジションでも目指せます。ぜひ多くの人にAxieに興味を持ってほしいです。
最後に一言:人生を大きく変えてくれたコミュニティを大切にしたい
最後に今後の目標について教えていただけますか?
僕は本当に人生が変わっていて、去年Axieを始めるまではガチガチの引きこもりでした。
なぜAxieInfinityを思いっきりの熱量でできたかというと、このゲームはお金がかかっていて、勝つとお金がもらえるんです。これが勝負に本気になれなかった自分が本気になれた要因です。
実は今回の大会を僕の親が見ていて、涙を流して優勝を喜んでくれました。そういうきっかけを与えてくれたこのAxieのコミュニティを本当に大切に思っています。自分の命をかけてAxieコミュニティを盛り上げていきたいです。