2023年2月10日(金)・11日(土)、羽田空港でWeb3.0企業向けのカンファレンス「HANEDA WEB3.0 EXPO 2023 ~The bridge to the world through the Blockchain~」が開催されました。
招待されたのは、ブロックチェーンを活用した事業を展開する企業・団体のみ。ブロックチェーンを事業に取り込みたい方や興味がある方など、多くの人が来場し、アツい意見を交換している様子が見られました。
2日目となる11日(土)には、GuildQB CEOのパイロと、ファウンダーの堀口が登壇。登壇の様子は「HANEDA WEB3.0 EXPOにてPyrolysis CEOが登壇しました」をご覧ください。
GuildQBもブースを出展
GuildQBも滑走路側のブースで出展し、「如月-KISARAGI-」を含む事業内容を紹介しました。中には、CEO・Pyrolysisの登壇内容を見てブースを訪れた人も。メンバーは積極的に他社・来場者とのコミュニケーションを取っている様子で、GuildQBとWeb3ゲーム、そしてWeb3ゲーミングギルドの認知拡大に努めました。
HANEDA WEB3.0 EXPOのブース紹介
HANEDA WEB3.0 EXPOでは、さまざまなジャンルのWeb3企業・プロジェクト・団体が出展していました。出展企業はGuildQBを含めて23企業です。
ここからは、GuildQBのメディアチームが取材した3つのブースについて紹介します。
メタ秋田
- 公式HP:https://akitainu-hozonkai.com/metaakita/
- Twitter:https://twitter.com/MetaAkita?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
- PRTimes:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000109304.html
メタ秋田はWeb3×秋田(地方創生)を目的としたNFTプロジェクトです。世界でも例を見ない早さで少子高齢化・人口の減少が進んでいる秋田県を、盛り上げるために立ち上げられました。約100年の歴史がある「公益社団法人秋田犬保存会」の公認企業・株式会社Meta Akitaが運営していることからも、秋田犬への愛が感じられるでしょう。
目標は分散型コミュニティを作り、世界中の人々に秋田を感じてもらうことで、地方創生に貢献すること。その第一歩として2022年11月に販売された100個限定の秋田犬NFTは、開始から約5分で完売しました。秋田犬NFTは、秋田が世界に誇る秋田犬をモチーフに、秋田の伝統文化や有名な食べ物などを組み合わせたNFTです。好評に終わった第一弾に続き、同年12月には、秋田犬NFTの第二弾も発売しています。
秋田犬NFTのユーティリティは以下のとおりです:
[日本]
-秋田犬会館 博物室入場無料
-あきた舞妓 特別グッズ
-温泉宿・五の宮のゆ お食事追加
-秋田県産品プラザ 5%割引
-イタリアンバル・ボニータ ドリンク1杯無料
[香港]
EC Table of Finest 5%割引
[ニューヨーク]
日本Bar Ikebana Zen カクテル1杯半額
HANEDA WEB3.0 EXPOのブースに行くと、まだ20歳の青年が出迎えてくれました。彼はイベントのために、はるばる秋田県からやって来たとのことです。お話を聞いたところ、地方創生系のNFTはひとつの地域でしか使えない点が課題であること、どこでもユーティリティを得られるようにしたいことを語ってくださいました。
また、ブースに飾っていた秋田犬のぬいぐるみが複数盗まれたことも、悲しげな様子で語っておられました。今後ブースをお越しの方は、盗まないようにお願いいたします。その後CEOの赤坂さんも合流し、写真を求めたところ、快くOKしてくださいました。秋田犬NFTは、現在0.05ETHからOpenSeaにて購入可能です。(※執筆時点)
- 公式HP:https://akitainu-hozonkai.com/metaakita/
- Twitter:https://twitter.com/MetaAkita
- OpenSea:https://opensea.io/ja/collection/akita-inu-nfts
NFT鳴門美術館
NFT鳴門美術館は、徳島県鳴門市にある世界最大級のNFT美術館です。元々は「鳴門ガレの森美術館」という名称でしたが、開館20年を迎えた2021年8月に「NFT鳴門美術館」に改称。国内における美術品・アートのNFT化を普及させることを目標として、再スタートを切りました。また、NFT鳴門美術館は、アート作品のNFT発行、審査、販売、流通ができる、日本初であり日本唯一の美術館でもあります。
以来、総床面積は1495.93平米の館内では、多数のNFTを展示しています。たとえば、興行収入66億円の大ヒットを記録したアニメ映画「竜とそばかすの姫」のデザイナー・「アンリアレイジ(ANREALAGE)」のコラボ作品を総額5000万円で落札し、展示しているのもNFT鳴門美術館です。2022年12月にはマイケル・ジャクソンの公式NFTアートを発売し、完売させたことでも知られています。
HANEDA WEB3.0 EXPOでは、2023年2月から販売されている「Tommykaira ZZII Premium NFT Membership」が大きく展示されていました。「Tommykaira ZZII Premium NFT Membership」とは、自動車としては世界で初めて実車制作・3Dデータの二次利用を可能としたNFTプロジェクトです。100万円のNFTをひとつ購入すれば、実際に販売されていたコンプリートカー(カスタマイズカー)のブランド、トミーカイラのプラモデル・Tシャツ・ゲームへの利用・グッズ販売などが1000万円まで利用可能となります。
ブースを訪れると、トミーカイラの創業者・富田義一さんが笑顔で迎えてくださいました。富田義一さんは、業界では知らない人がいない、日本のチューニングコンプリートカーのパイオニアです。日本初の公認コンプリートカー「トミーカイラM30」をリリースするなど、一部からは「伝説」とまで呼ばれています。今回NFT鳴門美術館でNFTプロジェクトとして利用されている「トミーカイラZZ Ⅱ」は今でも世界から愛されている人気車種です。「Tommykaira Premium Membership」は2月1日より販売されています。
- 公式HP:https://nftjp.org/
- Twitter:https://twitter.com/NFTNARUTO
- Discord:https://discord.com/invite/nft-naruto-museum
JPYC
JPYCは1JPYC=1円で会計処理が可能な、日本円と連動したステーブルコインです。Ethereum、Polygon、Gnosis、Shiden、Avalanche、Astarで発行されています。「自家型前払い式支払い手段」という設計のため、米ドル連動型のステーブルコインとは異なり、暗号資産・仮想通貨ではない点が大きな特徴。また、Visa加盟店なら世界中のどこでも利用できるVプリカギフトなどと交換して利用できる点が魅力です。
2021年1月に発行開始したJPYCは、同年11月に約5億円の資金調達を成功させています。調達に参加したのは、米ドルと連動されたステーブルコインであるUSDCを発行するCircle社です。2022年5月10日に総発行額が10億円を突破しています。
HANEDA WEB3.0 EXPOのJPYCのブースでは、アンケートに答えると100JPYCを受け取れるキャンペーンを実施していました。また、代表の岡部典孝さんがは東京都青ヶ島の島起こしプロジェクト「DAOヶ島」についても宣伝されており、当日は青ヶ島のTシャツを着ていらっしゃいました。
- 公式HP:https://jpyc.jp/
- Twitter:https://twitter.com/jcam_official
HANEDA WEB3.0 EXPOまとめ
2月10日は都内の1年間でも珍しい雪の予報が発表されたものの、多くの人が参加して盛り上がりを見せていました!
さまざまな分野の著名人が登壇し、興味深い話題にも触れられる場、HANEDA WEB3.0 EXPO。参加者同士の交流も活発に行われ、終了後には心地よい達成感に包まれた方も多かったようです。各々が自身のプロジェクトを宣伝し、意見を交換し、ビジネスチャンスまで得られる素敵な場となりました!