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仮想通貨ウォレット「MetaMask(メタマスク)」とは|基本情報&人気となった理由は?

MetaMask(メタマスク)は、様々な仮想通貨(トークン)を管理・送受信・関連サービスに接続できる暗号資産(仮想通貨)ウォレットです。仮想通貨ウォレットとは、その言葉の通り、「仮想通貨(を保管できる)ウォレット」であり、世界中で発行されたブロックチェーンベースの仮想通貨を管理することができます。

MetaMask(メタマスク)で出来ること

①仮想通貨の管理
②仮想通貨の入金&出金
③関連サービスとの接続(WalletConnect)
④Swap(交換)

本記事ではここから、MetaMaskについて解説していきます。ダウンロード方法や、使い方については、別記事で詳細を解説していますので、以下の関連記事をご覧ください。

Metamask(メタマスク)の公式サイト(ダウンロード)はこちらから

Metamask(メタマスク)の基本情報

ConsenSys(consensys.net)によって開発・運営され、2016年9月に公開された仮想通貨ウォレット「Metamask(メタマスク)」は、ダウンロードや使用に対する費用は「完全無料」です。ですが、仮想通貨を送受信する際には、各対応ブロックチェーン(後で説明)で異なるネットワーク(オンチェーン)手数料が必要となります。これは仮想通貨の特性上、ネットワーク手数料というものが必要となります。

ユーザーは、ブラウザもしくはアプリからメタマスクをダンロードすることで、いつでも自由に仮想通貨ウォレットとして使用することができます。

運営企業のConsenSysは、2022年1月時点の月間アクティブユーザー(MAU)が「3,000万人」を突破したことを発表。発表によると、過去4ヶ月で42%増加しているようで、その人気は急激な右肩上がりの状況なのです。現在、のConsenSysは700人近い従業員を抱え、2022年3月には、4億5000万ドルの資金調達ラウンドを完了させ、SoftBank Vision Fund 2やMicrosoft、Anthos Capitalなどの有名企業が資金調達に参加。これにより最新の同社の評価額は70億ドルを超えています。

Metamask(メタマスク)の需要

ではどのようなケースで、Metamask(メタマスク)が必要になるのか。仮想通貨市場では、2021年中旬から分散型金融(DeFi / Decentralized Finance)と呼ばれる、従来の金融市場の経済圏をモデルとし、ブロックチェーン技術を活用して分散化することで、中央集権的な管理者が存在しない関連サービスが仮想通貨市場で急激に成長しました。これは「DeFiブーム」と呼ばれるものですが、このタイミングからメタマスクをしようするユーザーが急激に増加しました。さらには2021年末、テレビやニュースでも報道されるようになった「非代替性トークン(NFT / Non-Fungible Token)」の人気が一気に加速したことも一つの要因です。

DeFiとNFTの人気で、なぜメタマスクは成長するのか?

DeFi(ディーファイ)やNFT(エヌ・エフ・ティー)市場の人気が急激に増加したことが何故、MetaMask(メタマスク)のアクティブユーザーを増加させる要因になったのか。答えは簡単であり、DeFiやNFTの関連サービスを使用するには、仮想通貨ウォレットが必要になるためです。

基本的には、DeFiで取り扱われるトークンやNFTを購入するためには、個人ウォレットを準備し、各プロジェクトが提供するサービスに、ウォレットを接続します。ユーザーは、ウォレットを接続することで、DeFiやNFTで提供されるトークンやNFTを購入・売却することが可能となるのです。また最近では、Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)と呼ばれるBCG(Blockchain Game)の人気が加熱していますが、これらのBCGサービスを使用するにも仮想通貨ウォレットが必要となります。

これらのブームが加熱したことで、一般的に使用されるようになったのが、「MetaMask(メタマスク)」であり、今後もウォレットと接続してサービスでは、メタマスクが必須となります。

MetaMask(メタマスク)のメリット

MetaMask(メタマスク)は、個人仮想通貨ウォレットであることから、その操作性は自由度が非常に高いです。以下がメタマスクを使用するメリットです。

メリット

・ほとんどの仮想通貨を保管可能
・手数料をカスタマイズ可能
・GOXのリスクが少ない
・複数アカウントを一つで管理できる

ほとんどの仮想通貨を管理可能

まずは基本的な部分となりますが、対応銘柄が非常に豊富です。メタマスクでは、イーサリアムベースの仮想通貨を管理することができます。またETHチェーンを模倣した関連チェーンも対応しているため、BinanceSmartChain(BSC)やAvalanche(AVAX)チェーンのトークンも管理することができます。

手数料をカスタマイズ可能

メタマスクでは、手数料を自由自在にカスタマイズできるのも魅力の一つです。例えば、イーサリアムチェーン上でETH関連トークンを送受信する際、「ガス代」と呼ばれる手数料が発生します。イーサリアムブロックチェーンでは、1秒間に処理できるトランザクションの量が決定されており、その上限を超えた場合、手数料を多く支払った順に処理する仕組みが採用されています。

メタマスクでは、低速(約20Gwei)・平均(約22Gwei)・高速(約26Gwei)の中から処理スピードを選択できる仕組みを採用しているため、手数料を払い過ぎてしまうことを事前に防ぐことができます。(※ 一度支払ったガス代は返金されません。)

GOXのリスクが少ない

これまで、仮想通貨を購入するには、仮想通貨取引所と呼ばれる中央集権の管理者が存在するサービスを使用することが大半を占めていため、仮想通貨を取引所で購入した後、購入した仮想通貨を取引所に入れたまま保管していました。しかしこれでは、取引所に悪意ある管理者が存在した場合、勝手に資金を抜き取られてしまうリスク(GOX)があります。

しかしメタマスクでは、セキュリティ性を高めるために「秘密鍵」と「シークレットリカバリーフレーズ」の2種類をユーザー自身で管理します。

これらは、アカウントに接続するための重要な機能であり、PCやスマホの紛失や故障した場合でも、これらを使用してアカウントを復旧することができます。さらには、メタマスク側は資産へアクセス可能な秘密鍵やウォレットデータを管理しないため、運営側のGOXに対しては安全性が高いことが伺えます。しかし、2022年12月には、メタマスクのアカウントがハッキングされ、プロジェクトの8億円相当の仮想通貨がハッキングされた事例があるため、完全に安全とは言い切れないものの、秘密鍵とシークレットフレーズを自分自身で管理することは、危険性に対するリスクを抑えることができます。

秘密鍵&シークレットフレーズとは?
秘密鍵とは、ブロックチェーン上に記録されるユーザーアカウント情報にアクセスするために必要なデータ。シークレットフレーズは、初期状態からアカウントを復旧するために使用。12個のキーフレーズを使用して、秘密鍵を取得するためにも使用される。

複数アカウントを一つで管理できる

メタマスクでは、ひとつの拡張機能および、アプリ内にアカウントを複数作成&追加することができます。複数のアカウントには、別のアドレスや秘密鍵が割り振られるため、用途に合わせて使用することができます。

さらには、別アカウントを一覧表示することができ、ワンクリックで別アカウントへと移動することができることもメタマスクの人気の秘訣と言えます。

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