Ember Swordは、「ゲームプレイファースト」を理念としたMMORPGブロックチェーンゲームです。
基本的には、Free to Play(無料プレイ)が可能で、ゲーム性を重視したプロジェクトとして注目を集めています。
以前までPolygonチェーンを使用していましたが、2022年6月8日からImmutable Xに移行できるようになり、今後はImmutable Xを使用するようです。
Ember Swordの正式リリースは2023年を予定しており、チェックしておくべきGameFiプロジェクトの1つです。
- Ember Swordの概要
- Ember Swordの始め方・遊び方
- Ember Swordのトケノミクス
- Ember Swordの今後のロードマップ
日本でも注目度の高いEmber Swordについて、わかりやすく解説します。
Ember Swordとは?
Ember Swordは、無料で始められるブラウザ上のMMORPGブロックチェーンゲームです。
動画を見ればわかるように、ゲームの映像やデザインのクオリティが高く、ゲーム自体に力を入れていることがわかります。
Ember Swordは、従来のMMORPGゲームと大きく異なる点があります。
- Pay to Winの廃止
- 運営の収益化モデル
それぞれ解説します。
Pay to Winの廃止
Pay to Winとは、「勝つためにお金を払う」という意味で、有料のアイテムにお金を支払うことで、ゲームに勝利しやすくなる仕組みのことです。
多くのMMORPGゲームでは、有料アイテムに課金をすることで、ゲームに勝利しやすくなります。
しかし、Ember Swordではこの仕組みを廃止。
有料アイテムに課金することよりも、プレイヤーのゲームスキルを重視したシステムを構築しています。
運営の収益化モデル
Ember Swordは、従来のゲーム運営者の収益モデルにも異論を唱えています。
今までは、運営側が自由に有料のアイテムを発行し、プレイヤーが購入することで運営が利益を上げる収益モデルでした。
上記の収益モデルでは、運営によってゲームがコントロールされるため、プレイヤーの不満が大きくなるとEmber Sword運営は考えています。
対して、Ember Swordでは、あらかじめブロックチェーン上で決められた量のゲーム内アイテムが配布されるため、運営が自由に有料アイテムを販売することができません。
これにより、中央集権的なシステムを作らずに、運営がゲームをコントロールする割合を減らしています。
Ember Swordの3つの特徴
Ember Swordの特徴は、下記の通りです。
- キャラクターにレア度がない
- ゲームのスキルが重視されている
- アーティストとしても収益化できる
それぞれの特徴について、解説します。
Ember Swordの特徴1:キャラクターにレア度がない
Ember Swordは、Pay to Win(勝つためにお金を払う)というシステムをなくすために、キャラクラーのレア度をなくしています。
キャラクターにレア度が存在すると、金額の高いキャラクターにお金を払うことで、ゲームに有利なシステムが生まれます。
Ember Swordは、レア度をなくし平等にプレイできるような仕組みを作り出しているため、よりゲームに熱中しやすくなると考えられます。
Ember Swordの特徴 2:ゲームのスキルが重視されている
ブロックチェーンゲームの中には、高額なアイテム(NFT)を購入することで、有利にゲームを進めることができるケースが多いです。
対して、Ember Swordはプレイヤーのゲームスキルが重要視されているため、ゲームを有利に進めるアイテム等は存在しません。
このため、ゲーム内のバトルに勝利するためには、ゲームのやり込み要素が必要になります。
Ember Swordの特徴3:アーティストとしても収益化できる
Ember Swordのゲームには、「Collectibles」というゲームプレイには影響しないアイテム(NFT)が存在します。
「Collectibles」は毎月決まった数だけ配布されますが、期間が経つと配布されなくなるため、期間外は二次流通として他のプレイヤーから購入するしかありません。
ポイントは、アーティストが作成した作品が「Collectibles」として配布される点です。
ゲーム内には、「アーティストワークショップ」が存在しており、アーティストはスキンやエモート、アニメーション等の作品を出品できます。
そして、アーティストが出品した作品の中からコミュニティで投票が行われ、選ばれた作品はゲーム内に「Collectibles」として実装されます。
アーティストが作成した「Collectibles」は、二次流通で取引される度にアーティストに報酬が支払われるため、アーティストとしても収益を上げることが可能です。
Ember Swordの始め方
Ember Swordは、現在プレアルファ版のため、ランドやバッジを保有している一部のメンバーのみが参加できます。
ただし、2023年の正式リリースに備えて、アカウントを作成することは可能です。
ここでは、アカウントの登録方法を解説します。
①:公式サイトの「REGISTER」をクリック
まず、Ember Swordの公式サイトにアクセスし、「REGISTER」をクリック。
②:メールアドレスとパスワードを記入
次に、メールアドレスとパスワードを記入します。
記入したら、「利用規約とプライバシーポリシーに同意」にチェックを入れ、「CREATE ACCOUNT」をクリック。
③:登録したメールアドレスを認証
「CREATE ACCOUNT」をクリックすると、登録したメールアドレスに認証メールが届きます。
届いたメールの「Activate account」をクリック。
「Thank you! Your account ~~~~」の画面が表示されたら、アカウントの登録は完了です。
※補足:ランドとバッジは購入できる
現在、ゲームのプレイはできませんが、ランドとバッジのNFTは購入することができます。
それぞれのNFTは、OpenSeaとToken Troveの2つのマーケットプレイスで販売されています。
Ember Swordの遊び方/稼ぎ方
Ember Swordの遊び方は、主に下記の3つです。
- プレイヤーとしてPvPやPvEモードでゲームをプレイする
- ランドのオーナーになる
- アーティストとして作品を出品する
順番に解説します。
プレイヤーとしてPvPやPvEモードでゲームをプレイする
1つ目は、ゲームのプレイヤーとして遊ぶ方法です。
ゲームのプレイは無料ですることができ、ゲームモードにはPvPやPvEがあります。
プレイヤーが収益を上げる流れは、下記の通り。
- :ゲームのバトルモードで勝利
- :バトルで勝利したコスメティックアイテムを獲得
- :獲得したコスメティックアイテムをゲーム内のマーケットプレイスで売却
コスメティックアイテムは、決まった量のみしか供給されないため、値段がつきやすくなります。
ランドのオーナーになる
2つ目は、ランドのオーナーになって遊ぶ方法です。
Ember Swordには、ランドというNFTアイテムが存在しており、購入者が自由に開発・構築することができます。
自分が所有するランドに、プレイヤーが欲しがるアイテムを販売することで多くのユーザーを呼び込み、土地の価値を高めることも可能です。
自分が購入したランドの価値を高めることができれば、マーケットプレイスで売却し、収益を上げられるでしょう。
また、ランドのオーナーになりながら、プレイヤーとして遊ぶことも可能です。
アーティストとして作品を出品する
3つ目は、アーティストとして作品を出品して遊ぶ方法です。
Ember Swordには、「アーティストワークショップ」というシステムが構築されており、アーティストが作品を出品できるショップがあります。
アーティストワークショップに出品された作品の中から投票が行われ、選ばれた作品が「Collectibles」NFTとしてゲーム内に実装。
「Collectibles」NFTは、毎月決められた数しか配布されないため、期間が過ぎると二次流通で取引されやすくなります。
「Collectibles」NFTが二次流通で取引されると、製作したアーティストに報酬が支払われるシステムです。
このため、Ember Swordはアーティストとしても遊ぶことができるのです。
Ember Swordのトケノミクス
Ember Swordには、「Ember」「PIXEL」というトークンが存在します。
Emberトークン
$Emberは、ERC-20トークンで、ゲーム内の様々な場面で使用することができます。
$Emberの使用用途
- コスメティックのアップグレード
- ペットやマウントの繁殖
- サブスクリプション決済
また、バッジの保有者にはEmberトークンが配布されます。
各ティアごとに、Emberトークンが割り当てられる量が異なります。
- Bronze tier:2,500Ember
- Silver tier:5,000Ember
- Gold tier:25,000Ember
- Platinum tier:250,000Ember
現状(2022年6月現在)、Emberトークンはリリースされておらず、2022年の後半にバッジの保有者にトークンの割り当てが始まり、その後リリースが予定されています。
PIXELトークン
$PIXELは、Ember Swordのゲーム内通貨で、こちらもERC-20トークンです。
PIXELトークンは、ゲーム内外で取引できるトークンで、あらかじめトークンの供給量が決まっています。(数量は未発表)
$PIXELの使用用途
- コスメティックとランドの取引
- サブスクリプション決済
Emberトークンと同様、PIXELトークンも2022年6月現在でリリースされていません。
Gold(オフチェーン上の通貨)
コスメティックやランド以外の通常アイテム(武器や回復アイテム等)は、オフチェーンのGoldという通貨で取引される予定です。
このオンチェーンとオフチェーンのシステムを分けることにより、数の上限が決まっているコスメティックやランドの価値を保つことができます。
Ember Swordのロードマップ
元々は、上記の画像のロードマップでしたが、現在は大きく遅れています。
- 2022年第一四半期:プレアルファ版
- 2022年第二四半期:テスト版第2ラウンド
- 2022年後半:Solarwoodの首都エリアが公開・トークンのリリース
- 2023年:ゲームの正式リリース
Ember Swordの正式リリースは、2023年を予定していますが、最新情報を公式DiscordやTwitter等でチェックしていきましょう。
Ember Sword:リンク
公式サイト:https://embersword.com/
Twitter:https://twitter.com/PlayEmberSword
Medium:https://medium.com/@esblogs
Discord:https://discord.com/invite/EmberSword
Telegram:https://t.me/EmberSword