2021年のAxie Infinityで「ゲームをプレイしてお金を稼げる」という点が話題になり、「Play to Earn」というワードも多く使われるようになりました。
そして、そのブームに乗っかる事業者も多く、現在も様々なP2E(Play to Earn)プロジェクトがリリースされています。
ただし、現実は厳しく、早急にゲーム内のエコシステムが崩壊したり、運営が飛んでしまったりするプロジェクトも増加。
暗号資産市場の暴落も重なり、ゲーム内のトークン価格を維持するのが難しいケースも多いです。
とはいえ、ゲームを楽しみながらお金を稼げることに魅力や価値を感じる人は多く、今後もP2Eプロジェクトは増えていくでしょう。
その中で、今回は、8月のGuildQB注目プロジェクトを5つまとめてご紹介します。
ぜひ、ご覧ください!
①二ノ国:Cross Worlds(ニノクロ)
二ノ国:Cross Worlds(以下ニノクロ)は、株式会社レベルファイブの大人気RPG「二ノ国シリーズ」を元に制作されたブロックチェーンゲーム。
監修元は、二ノ国シリーズをリリースしている株式会社レベルファイブですが、ニノクロを運営するのはネットマーブルです。
ニノクロの大きな特徴は、美しい世界観やストーリーが確立されていること。
実際に、アニメ制作会社のスタジオジブリが制作に協力しており、世界観に惹かれている方も多いのではないでしょうか。
公式サイトには、ニノクロはクオリティの高いゲームの楽しさだけでなく、「ブロックチェーンを通じてトークンを獲得できる機会を得られる」と記載されています。
実際に、適切に設計されたトークンエコノミーを通じて、持続可能な収益性を確保することもビジョンの1つ。
ニノクロは、「テライト(NKT)」「アステライト(NKA)」の2つのトークンで形成されるデュアルトークンモデルを採用しています。
テライトとアステライトは、それぞれ10億枚ずつ発行予定。
ゲームにはPvPモードやPvEモード等があり、テライトやアステライトを稼ぐことができます。
トークン交換レートに応じて、ゲーム内でテライトとアステライトを交換することも可能。
ニノクロの始め方や詳しいバトルの内容は、下記をご覧ください。
ニノクロの2022年のロードマップは、下記の通り。
ニノクロは、2022年の第3四半期にステーキングシステムを導入予定。
また、2022年の第4四半期には、新たなNFTを追加予定のため、今後も注目していきましょう。
【各種リンク】
公式サイト:https://ninokuni.marblex.io/en
Twitter:https://twitter.com/NinoKuniCW
discord:https://discord.com/invite/ninokuni-official
②Big Time
Big Timeは、オンラインアクションRPGのブロックチェーンゲームです。
このプロジェクトに注目するべき最大の理由は、開発チームが豪華なこと。
Big Timeは、世界最大級のメタバースプロジェクト「Decentraland」の共同創設者とアメリカのソーシャルゲーム最大手であるZyngaの創設者が設立したプロジェクトです。
また、開発チーム(Big Time Studio)には、Epic Games、Rockstar、Riot、Activision、Blizzardなどのメンバーを採用し、オールスターチームで編成しているのも特徴。
Big Time Studioは、2100万ドルの資金調達にも成功しており、今後も注目するべきプロジェクトの1つです。
本プロジェクトは「Pay to Win」を防ぎ、フリープレイでお金を稼ぐ点がポイント。
ゲーム自体は、無料でプレイすることができるため、他の多くのブロックチェーンゲームのように、初めにお金を払ってNFTを購入する必要はありません。
このため、より多くゲームをプレイし、ゲームのスキルを向上させることが稼ぐために重要になるでしょう。
BigTimeのトークンについては、2022年8月現在で詳細の情報は出ていません。
ただし、BigTimeのアンバサダーは、「トークンのセールは行わず、ゲームをプレイまたは他のユーザーからしか獲得できない」と発言しています。
Big Timeは、2022年にゲームの正式リリースを予定。
2022年7月15日から、ルビーパス期間が始まり、ルビーパスを保有している方はゲームをプレイすることが可能です。
公式のDiscordでルビーパスが当たる抽選も行っているため、ルビーパスが欲しい方は参加してみてはいかがでしょうか。
Big Timeは、海外での注目度は高いですが、現状の日本ではあまりメジャーになっていません。
しかし、開発チームが豪華な点やゲームの面白さを考慮すると、今後もさらに注目されるでしょう。
【各種リンク】
公式サイト:https://bigtime.gg/
Twitter:https://twitter.com/playbigtime
discord:https://discord.com/invite/bigtime
③Axie Infinity
Axie Infinityは、GameFi市場を牽引し、P2Eが流行した1つの要因であるブロックチェーンゲーム。
ゲームに登場するAxie(アクシー)というキャラクターを使用し、他のプレイヤーとのバトルに勝利して暗号資産を稼ぎます。
一時は、ハッキングによる多額の損失やトークンの暴落などもありましたが、2022年4月30日時点では約40億7000万ドル(約5200億円)の総売上高を記録。
2022年8月現在、デイリーアクティブユーザーも280万人となっており、依然として人気のGameFiです。
そして、2022年4月より新たに無料でゲームをプレイできる「Axie Infinity: Origin」のα版がスタート。
Axie Infinity: Originは、過去のAxie Infinityをガラッとアップデートしています。
Axie Infinityは、$AXSと$SLPのデュアルトークンモデルを採用しています。
$AXSは、ERC-20規格のAxie Infinityのガバナンストークン。
ガバナンスだけでなく、ステーキングやブリード、マーケットプレイスでNFTを購入する際にも使用します。
$SLPは、ゲーム内におけるユーティリティトークン。
主に、ゲーム内のバトル報酬や、ブリードをする際に必要なトークンです。
これらの2つのトークンを使用し、Axie Infinityのエコシステムは成り立っています。
2022年8月12日より、Axie Infinity: Originのシーズン0が開幕しました。
このシーズン0は、30日間続くようで、Originのフェーズ3への移行を意味するとのこと。
今後も、Originシーズン0に関する情報が更新される可能性もあるため、公式からの発信に注目していきましょう。
【各種リンク】
公式サイト:https://axieinfinity.com/
Twitter:https://twitter.com/AxieInfinity
discord:https://discord.com/invite/axie
④Etherjump
Etherjumpは、完全にカスタマイズ可能なプラットフォーマーゲーム。
ブロックチェーンゲームにはあまりない形のプロジェクトで、すでに販売されているNFTを使用し、さらにユーザー自身でゲームを作成することができます。
カスタマイズして作成したゲームは、NFTとして、再度マーケットプレイスで販売が可能。
現在、OpenSeaで5,555個のプロットが販売されており、この個数は増減する予定はありません。
そして、このゲームで遊ぶことによって、今後は$JUMPというトークンを稼ぐことができるようになる予定。
2022年8月現在では、$JUMPは上場していないため、稼ぐことはできません。
今後販売予定であるアバターNFTを使用してゲームを遊ぶと、$JUMPを稼げるようになるとのこと。
OpenSeaで販売されているゲームのプロットを購入しなくても、フリープレイでゲームを遊ぶことも可能です。
ただし今後トークンがリリースされた際も、フリープレイではトークンを稼ぐのは難しそう。
このため、ゲームの雰囲気やイメージを掴みたい方は、まずはフリープレイを試してみるのも良いでしょう。
プロジェクトとして、まだ未知数な部分もありますが、ユーザーがカスタマイズして作成したゲームをユーザーが遊びながらトークンを稼げるという点は注目。
公式のDiscordに情報が多く載っている傾向にあるので、Discordに参加して情報をキャッチアップすると良いでしょう。
【各種リンク】
公式サイト:https://build.etherjump.game/
Twitter:https://twitter.com/etherjump
discord:http://discord.gg/etherjump
⑤元素騎士Online -META WORLD
元素騎士Onlineは、MMORPGのブロックチェーンゲームで、「Play to Earn」だけでなく、将来的に「UGC to Earn」を実装予定の注目のプロジェクトです。
本ゲームの元である、エレメンタルナイツオンラインは、800万のダウンロード実績のある人気のゲーム。
800万ダウンロード実績のある人気ゲームに、ブロックチェーンを活用し新たな経済圏を作り出すGameFiプロジェクトとして新たにスタートしています。
元素騎士Onlineは、「メタバースの世界でファンタジーを体感せよ」というキャッチフレーズもあるように、メタバース上のプロジェクトとして展開予定。
Free to Playも掲げている1つのテーマであるため、初心者の方でも参加しやすい設計にもなっています。
ブロックチェーンを活用し、メタバースの世界に経済圏を作り出す新たなエンターテイメントとして今後も注目のGameFiです。
元素騎士Onlineで使用されるトークンは、「$MV」「$ROND」の2つです。
- 規格:Polygon、ERC-20
- 通貨名:Metaverse
- シンボル:MV
- 総発行枚数:20億枚
- 規格:Polygon、ERC-20
- 通貨名:ROND Coin
- シンボル:ROND
- 総発行枚数:400億枚(初期は1兆枚でしたがその後96%をBurn)
$MVは、ゲーム内のメイン通貨。
本ゲームがメタバースを構成するために、ゲームの外で$MVを使用します。
$RONDは、メタバース内の経済を構成する基軸通貨。
RONDをminiRONDに交換することで、メタバース内に持ち込むことができます。
miniRONDは、メタバース内でのアイテム購入や装備の強化など、ゲーム内の様々な場面で使用可能。
上記の2つのトークンを使用し、本プロジェクトのエコシステムを保つように設計されています。
元素騎士Onlineは、2022年8月13日現在、クローズドβ版のみでプレイが可能。
実際のゲームの始め方は、下記の記事をご覧ください。
ゲームの正式リリースは、2022年11月を予定。
携わっているパートナーが強力な点や、将来的にUGC機能を実装予定であることも踏まえると、今後も注目するべきGameFiプロジェクトと言えるでしょう。
正式リリースまで最新情報を見逃さないように、公式TwitterやDiscordをチェックしましょう。
【各種リンク】
公式サイト:https://genso.game/ja/
Twitter:https://twitter.com/genso_meta
discord:https://discord.com/invite/gensometa
まとめ
- 二ノ国:Cross Worlds(ニノクロ)
- Big Time
- Axie Infinity
- Etherjump
- 元素騎士Online -META WORLD
多くのP2Eプロジェクトがある中で、8月の注目のプロジェクトを5つに厳選して紹介しました。
現在はゲームをリリースしていなくても、着々と正式リリースまで近づいているゲームも多数存在。
今後も、多くのP2Eプロジェクトがローンチされていくことが予想されるので、情報を追っていきましょう。